山形暮らし 読書

自分のためにならないと思ったら、こんな会社、いつでも辞めていい【わたし、定時で帰ります。】

2019/07/05

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こんにちは。coletです。

現在切迫早産の為、自宅安静中です。色んな人の支えあって、妊娠30週まで来ました。
今のところは順調になり、厳しい自宅安静指示(トイレ・食事以外は寝たきりのような)までは出ていませんが、切迫早産の診断書が出て、急遽早めの里帰りをしているため、休みに入らせてくれた会社に感謝しつつ、1日1日大切に過ごしています。

そんな中、私が今のうちにした方が良いだろうなと思っているのが「読書」です。
産休中にしておけばよかったリストにもよく出てくる「読書」。
読書の大切さは本当にわかっていて、読書によって知識が深まることも分かっているのですが、
昔から読書は苦手・・・。そんな私ですが、久しぶりに実用書以外の本を買いました。

ネタばれも少し含んでいるので、ご注意。

それが、コチラ。

「わたし、定時で帰ります」です。
文庫本が出ていたので、590円(税別)でした。
最近ドラマの最終回が終わりましたね。(私は観ていなかったのです)
山形で地震があって、どうするのかな・・・と思ったのですが、
きちんと再放送しててTV局さん大変だっただろうなと思いました。
待った人は嬉しいですよね。

DVD、ブルーレイがもう出てました。
Twitterで見たところ、ヒロイン(結衣)は吉高由里子さん、晃太郎役を向井理さんがされていたのですが、
向井さんの「俺んち来れば」「一緒に住もうって言ってんの」のくだりにみんなメロメロのようでした 笑
小説版を見たので、内容は分かっているのですが、ドラマも面白いんだろな~と思います。

<内容紹介>amazonより引用

絶対に定時で帰りたい会社員VSブラック上司! ?
働き方に悩むすべてのひとへ捧げる全く新しいお仕事小説! ! 

とある理由から"絶対に定時で帰る"ことをモットーにウェブ会社で働く会社員・東山結衣。
彼女の前に立ちはだかるのは、無茶な仕事を振って部下を潰すブラック上司。
チームとなった同僚達もくせ者揃いで
「子どもの頃から学校を休んだことがなかった」というのが自慢の皆勤賞女、
双子を出産後1ヶ月半で職場復帰した勝ち気なスーパーワーキングマザー、
すぐに会社を辞めたがる新人、会社に住み着いている非効率男、
そして超ワーカホリックで、案件が燃えれば燃えるほどやる気が出てしまう元婚約者
という顔ぶれで……。

定時で帰る? 仕事する気あるの? という空気の中、
結衣は今まで通り定時退社を貫けるのでしょうか。

「働き方改革」が叫ばれる昨今、非常にタイムリーなテーマの小説で、
単行本発売時から各書店、メディアで話題となった本書。
絶対に定時で帰る会社員・東山結衣役に吉高由里子、
ワーカホリックで破局した元婚約者役に向井理、
現在の恋人役として中丸雄一、
そして無茶な仕事を振って部下を潰すと噂のブラック上司役にユースケ・サンタマリアを配し、
このたびTBS系火曜ドラマとして放送されることが決定しました。

タイトルを見た瞬間、「わたしは定時で帰れないよ! 」とお怒りの人にこそ突き刺さる、
全く新しいお仕事小説です!

<私の感想>
確かに、「わたしは定時に帰れないよ!」って言っている人は読んでみても良いと思う本です。

・ヒロイン・結衣。定時で帰ることがモットー。自分の父親は働いてばかりで、家にあまり帰ってこなかった。
・仕事を休まずに来て、残業することを美徳とし、若い社員が有給取ることがあり得ないとしている中途入社組の三谷(女性)。
・何かあるとすぐに「辞めます」という高学歴の新入社員、来栖。でも仕事は出来る。
・結婚寸前までいったが、破局した元婚約者。ワーカホリックの晃太郎。結衣に30過ぎたんだから残業して、しっかりステップアップしろと言ってくる。
・社会人二年目で会社(結衣とは違う会社)を辞めた晃太郎の弟、柊。現在、ひきこもり。
・産休明けのワーキングマザー・賤ヶ岳。1か月半で育休を切り上げ、家のことは全て旦那。キャリアアップしたい。
・社長の機嫌取りをする執行役員の丸杉。女性役員を作りたがっている。
・晃太郎の前の会社の社長、福永。マネジャーとして結衣の会社へ。福永の会社は倒産している。晃太郎は福永に恩を感じている。お客との昔の縁があるからといって、無茶な案件を取ってくる。
・レスポンスが悪いお客の牛松。(レスポンスが悪いので、仕事の進捗が悪くなる)

いろんな登場人物がいますが、上記のようなメンバー。
結構どこにでもいるようなメンバーなのが、ストーリーにのめり込みやすかったのかもしれません。

入社した頃は、自分だけじゃなく周りの人にも定時で帰ることをしようとした結衣ですが、
自分より出来る先輩が帰らない状況で、定時に帰るのは気が引ける人が多く、結局他人は変えられなかった。
せめて自分は定時で帰ることをモットーに仕事を工夫し、定時退社を続けることにした。

結衣はあの手この手で、みんなが定時で帰れるように策を練るが、
結局一番の問題は、「上司」なんですよね。
上司の上には、役員がいて、上の機嫌を取っている。客の無茶な要求を受け入れることで、下の人たちが苦しむことになる。
結局、上の人たちに強いられたらやるしかない。自分が無理して頑張ればなんとかなるなら、残業してでも無理してでもやってしまう。日本人の気質だと思います。
結衣と社長の会話で、結衣が話した、
「急激に変わっていく世の中についていけなくて、会社に居場所がなくなるんじゃないかって怯えてて、でも誰にもその気持ちを言えなくて、みんな怖いんです」「みな孤独で、だから長時間労働にむかっていく」
この言葉が印象的でした。

でも上司は上司で孤独で、責任はとらないといけない不安がある。それも分かる。ただそれを部下のサービス残業などをあてにしながら試算するのは明らかにダメなんですよね。コストもかかるし、会社の為にならない。最終的には自分の身にも降りかかる(会社がつぶれたり減給等々)。

このストーリーは結局、結衣を含め、メンバーは定時で帰れない状況となりました。もともと残業なしで完了できるタスク量でもなかったですしね。
それもリアルで良かったのかもしれない。
でも、今後、定時で帰るための意識づくりが出来たのかな、と思います。

なぜ、この小説が話題になったのか?

私はまだまだ、日本の会社はこの小説のような会社がほとんどだからだと思います。
長時間労働が美徳、産休育休取ったら周りから何か言われる、生活のために無駄な残業をする(ダラダラ仕事をする)、仕組みを作ったら仕事を効率化できるのにそれをやらない(今までのやり方を変えない)・・・本当に変わらないですよね。
会社の冷暖房が22時に切れたとしても、居残り続ける。残業時間に期限を設けてもまだ仕事をするのに、タイムカードを切ってから仕事する。
最終的には会社以外でデータを持ち出して仕事する。

でもいい加減、就業時間内で仕事を終わらせましょう。と言いたい。
その為の努力・工夫をしよう。
工夫していないのに、そんなの無理っていう人が多すぎると思います。
上司が気づいて工夫してくれたらいいですが、そうはいかないので、
このことを分かってもらうのに頑張らないといけないのが自分なんですね。
誰かがやってくれると思ってたら、やってくれません。

私はたまたま大学の時に4か月カナダへ留学したことがあったのですが、ホストファミリーは18時には
両親(ホスト)、子供3人、私と夕食を終え、両親がバスケのコーチをしたり、子供たちもバスケ・卓球・ピアノ等々色んな習い事をしていました。
18時にはご飯を食べ終わって、各々好きな時間を過ごしている。街も、19時にはほとんどの店が閉まっている。
こんな世界もあるんだ・・・!と思いました。そして同時に素敵だなぁと。
日本で就職したら、やっぱり上記のような生活は出来なかったですけどね^^;
でも知れて良かった。そして日本も相手に無茶を要求するのではなく(24時間営業とかも含む)、みんな幸せに暮らせる国になってほしい。
なので、結衣の定時に帰るモットーは分かります。
とにかく仕事が完了していたらいいのであって、どこで働いてもいいし、会社に長時間いることを美徳にしないでほしい。
仕事が全て、な人生にしないでほしいなと思います。

結衣が言った、「会社のために自分があるんじゃない。自分のために会社があるんです」
「つまり、自分のためにならないと思ったら、こんな会社、いつでも辞めていいってことです。会社のために死ぬなんて、馬鹿な考えは起こさないでください。」
これは本当に忘れてはいけない事。私の知り合いでも過労死で亡くなった人がいます。

小説ほど中々うまくはいかないと思いますが、考えるきっかけをくれる小説だったからこそ、話題になったのかなと思います。
自分の会社を見つめなおしたい方にオススメです。

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